タナと人間

タナさんのお世話係の人間の日記

スリスリというより、頭突き

タナさんと暮らし始めて1週間。人間の僕が見た感じ、タナさんはリラックスして、気まぐれに暮らしてくれていそう。ご飯を食べてくれてありがとう、ウンチしてくれてありがとう、って僕は思っているけど、タナさんは楽しんで生活してくれているかな。

まだ一週間くらいしか経っていないのか、という気持ち。仕事が大好きという訳でもないので、以前から「早く帰りたい」とは思ったいたけど、タナさんが来てから毎日帰るのが余計に楽しみになっている。仕事をしながら「タナさんは今何してるかな、大丈夫かな」と考える。多分座椅子で寝ているんだろうな。

1週間経って変わったところは色々あるけど、最近は帰ってきたときに、玄関近くの扉で待ってくれている。僕の家は玄関を開くと直ぐに右側にキッチン、左側に浴室、トイレがある。キッチンスペースと居間を挟んで扉があり、外出するときは、タナさんが玄関に来ないよう、キッチンスペースに来ないように扉を閉めている。

タナさんを迎えて最初の数日は、部屋に入っても直ぐにタナさんが視界に入らず「タナー?」と呼んでいた。部屋を探すと、隅っこで隠れて待機していた。多分玄関で物音がして怖かったんだと思う。一度、押し入れの扉を開けたままにしてしまい、押し入れの奥に隠れていたこともあった。直ぐに見つけられず少し焦った。数日が経った後は、次は隠れずに座椅子で座っていた。座ったまま「にゃー」と言っていた。「ただいま!」と言っても座椅子から動かずにリラックスしていた。

最近は、玄関の扉を開けて手を洗ってから、居間への扉をガラガラと開けると、そこで猫らしい座り方で待機している。玄関で物音がすると僕が帰ってきたと分かるのか、いつもそこにいる。僕の足元にきてスリスリしてくれるので、抱っこをすると、僕の顔にもスリスリしてくれる。スリスリというより、頭突きに近いこともある。

家に帰るとタナさんが待っている感覚が少し不思議で楽しみだ。毎日早く帰りたくなる。明日も仕事早く終われるようにしよう。